オリーブオイルって、品種によってこんなに違うの?
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オリーブオイルって、品種によってこんなに違うの?
私がいつもおすすめしている飲み比べの順番
「オリーブオイルって飲めるんですか?」
お店や催事で本当によくいただく質問です。
私はいつも笑顔でこうお答えします。
良かったらパンと一緒にどうぞ。
そうするとお客様も安心してパンにつけて食べてくださいます。
「そしてそのあとお客様自ら飲んでくださいます。」
品質の良いエキストラバージンオリーブオイルは、フルーツジュースのようにフレッシュな香りがあり、そのまま味わうことで品種ごとの個性がよく分かります。
だから私は、お客様に試食していただくとき、いつも決まった順番があります。
この順番に味見をしないと味の違いが分かりづらいからです。
まずはアルベキーナ種。
フルーティーでやさしい味わいに、
「えっ、オリーブオイルってこんなに美味しいんですね!」
と驚かれる方がたくさんいらっしゃいます。
そして次に味わっていただくのがピクアル種です。
すると今度は、
「同じオリーブオイルなのに、こんなに味が違うの?」
と、皆さん目を丸くされます。
この瞬間が、私は大好きです。
初めての方には、まずアルベキーナ種
アルベキーナ種は、フルーティーでやさしい味わいが特徴です。
青リンゴやマスカットを思わせるような香りがあり、苦みや辛みは比較的穏やか。
そのため、
「オリーブオイルってこんなに美味しかったんですね!」
という声をいただくことが本当に多い品種です。
オリーブオイルが初めての方でも親しみやすく、パンやサラダ、そうめんなど、素材の味をやさしく引き立ててくれます。
次はピクアル種を味わってみてください
アルベキーナ種を味わった後に、ぜひ試していただきたいのがピクアル種です。
口に入れた瞬間、
「えっ!同じオリーブオイルなのに全然違う!」
と驚かれる方がほとんどです。
ピクアル種は、青々とした香りと、しっかりとした苦み・辛みが特徴。
この力強い味わいが料理にアクセントを加え、素材の美味しさをさらに引き立ててくれます。
私は長年、この順番でご紹介していますが、多くのお客様が品種の違いに驚き、オリーブオイルの奥深さを楽しんでくださっています。
オリーブは世界に約2,000種類
実は、オリーブには世界に約2,000種類もの品種があるといわれています。
その中でも、スペインで最も多く栽培されている代表的な品種がピクアル種です。
もちろん、品種によって風味は変わります。
でも、オリーブオイルのおもしろさは、それだけではありません。
同じ品種でも、生産者によって味は変わる
同じピクアル種でも、
- 土壌
- 栽培方法
- 剪定などのお手入れ
- 収穫時期
- 搾油までの時間
こうしたさまざまな条件によって、香りや味わいは変化します。
だからこそ、同じ品種でも生産者によって個性がまったく違うのです。
私はそこに、オリーブオイルの一番おもしろい魅力があると感じています。
スペインとイタリアでは楽しみ方も違います
スペインでは、それぞれの地域で代表的な品種が栽培されていることが多く、同じ地域で同じ品種を育てている生産者も少なくありません。
だからスペインでは、**「同じ品種を生産者ごとに飲み比べる楽しさ」**があります。
一方、イタリアは日本のように南北に長い国です。
南部、中央、海沿い、北部では気候や地形が大きく異なるため、地域によって栽培される品種もさまざまです。
つまりイタリアでは、地域ごとに異なる品種との出会いを楽しめるのが魅力です。
同じオリーブオイルでも、スペインとイタリアでは違った楽しみ方があるのです。
あなたはどっち派?
フルーティーでやさしいアルベキーナ種。
力強くビターなピクアル種。
どちらが良い・悪いではありません。
その日の料理や気分に合わせて選ぶことで、食卓はもっと楽しくなります。
私はこれからも、お客様に
まずはアルベキーナで「美味しい!」を。
そしてピクアルで「こんなに違うんだ!」を。
この順番で体験していただきたいと思っています。
きっと、あなたもオリーブオイルの奥深さに魅了されるはずです。



